和室の心地よさを活かしつつ、快適な睡眠環境を整えたいと考える方は多いはずです。その際、「畳には布団とマットレス、どちらが合うのだろう」という疑問に直面します。
伝統的な布団は収納性が高い点が魅力です。しかし、マットレスが提供する優れた体圧分散性や寝心地の良さも諦めがたいのが悩みどころ・・・。
畳の上でマットレスを使う際に最も懸念されるのがカビの問題です。マットレスを畳に直置きすると、寝汗による湿気の逃げ場がなくなります。
結果として畳とマットレスの間が高温多湿の状態になり、カビが繁殖する原因となってしまいます。
この記事では、畳の寝具選びで後悔しないために、布団とマットレスのメリット・デメリットを客観的に比較します。さらに、カビを防ぐ具体的な対策も詳しく解説。
すのこや除湿シートの正しい使い方、マットレスを毎日立てる簡単なコツ、畳をへこませない工夫まで、あらゆる角度から説明します。ニトリなどで見つかる人気商品の特徴や注意点も紹介するので、生活にぴったりの一枚が見つかるはずです。
畳の布団とマットレス論争!カビさせない基本と直置きのリスク

和室で布団とマットレスのどちらを選ぶべきか、悩むことはないでしょうか。畳の心地よさを活かしつつ快適に眠るには、それぞれの長所と短所を理解することが重要です。
特にカビやへこみといったリスクの理解は欠かせません。ここでは、畳と寝具を長持ちさせるための基本対策を解説します。
【結論】畳には布団とマットレスどっちがいい?メリット・デメリットを徹底比較
🛏️ 敷布団
伝統的なスタイルを好む方、部屋を広く使いたい方向け。
✅ メリット
- 軽量で上げ下ろしが楽
- 収納しやすく部屋を広く使える
- 天日干しで手軽に湿気対策
❌ デメリット
- 薄いと底付き感があり体が痛むことも
- へたりやすく寿命が短い傾向
- 毎日の上げ下ろしが手間に感じる
✨ マットレス
寝心地や睡眠の質を最優先したい方向け。
✅ メリット
- 体圧分散性に優れ寝心地が良い
- 底付き感がなく体の負担が少ない
- 敷きっぱなしにできる(対策要)
❌ デメリット
- 重くて動かしにくい製品が多い
- 通気性が悪くカビやすい
- 収納できずスペースを取る
畳の部屋に布団を敷く伝統的なスタイルと、マットレスで寝心地を追求する現代的なスタイル。どちらが良いかは、個人のライフスタイルや何を重視するかで変わるものです。
例えば、部屋を広く使いたい、手入れのしやすさを優先するなら布団が向いています。一方、睡眠の質や体への負担軽減を第一に考えるなら、体圧分散性に優れたマットレスに軍配が上がります。
それぞれのメリットとデメリットを客観的に比較し、自身の生活に最適な寝具選びの参考にしましょう。寝具の選択は快適な睡眠環境の第一歩です。畳との相性を考えることが、後悔しないための鍵となります。
| 寝具の種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 敷布団 | ・軽量で上げ下ろしが楽 ・収納しやすく部屋を広く使える ・天日干しで湿気を飛ばしやすい | ・薄いと底付き感があり体が痛くなることも ・へたりやすく寿命が短い傾向 ・毎日の上げ下ろしが手間に感じる |
| マットレス | ・体圧分散性に優れ寝心地が良い ・底付き感がなく体の負担が少ない ・敷きっぱなしにできる(対策要) | ・重くて動かしにくい製品が多い ・通気性が悪くカビやすい ・収納できずスペースを取る |
畳にマットレスを直置きするとカビる!その深刻な理由とは
畳にマットレスを直置きすることが推奨されない最大の理由は、湿気によるカビの発生リスクです。人は睡眠中に汗をかくため、寝る前と翌朝コップ1杯分(約200ml)の水分補給が必要だと言われています。(参考:島根県知っておきたい体の話)
この寝汗による湿気と体温が、通気性の悪いマットレスと畳の間に閉じ込められます。その結果、カビが繁殖するための最適な条件「温度・湿度・栄養分」が揃ってしまうのです。
特に畳のい草やホコリはカビの栄養源となり、一度カビが発生すると、アレルギーの原因になるなど健康への影響も懸念されます。
健康についてご心配な点がある場合は、専門の医療機関にご相談ください。近年の気密性が高い住宅は、空気の循環が少なく湿気がこもりやすいです。そのため、この問題はより深刻化する傾向にあります。
畳とマットレスの両方を清潔に保つには、湿気の逃げ道を作ることが不可欠です。
知らないと損!畳と寝具の湿気を防ぐ4つの基本対策
今日からできる!湿気を防ぐ4つの基本ルール
🌬️ 敷きっぱなしにしない
起きたらまず掛け布団をめくり、寝具にこもった湿気を飛ばしましょう。毎日のこの一手間がカビを防ぎます。
↔️ 空間を作る
すのこ等を使い、畳と寝具の間に空気の通り道(エアフロー)を確保します。湿気が一箇所に留まるのを防ぎます。
💧 湿気を吸わせる
寝汗を吸収する除湿シートを寝具の下に敷きます。シートが吸収した湿気は定期的に干して乾燥させましょう。
🪟 部屋の換気
窓を開けて室内の空気を入れ替え、部屋全体の湿度を下げます。特に湿度の高い季節には意識的に行いましょう。
畳と寝具をカビから守るには、湿気を「溜めない」ことと「逃がす」ことが基本原則です。これらを実践するため、今日からでも始められる4つの基本対策を紹介します。
これらの対策は一つだけでなく、複数を組み合わせると、より効果的に湿気をコントロール可能です。これにより、快適な睡眠環境を維持できます。
1. 敷きっぱなしにしない:起きたらまず掛け布団をめくり、寝具にこもった湿気を飛ばしましょう。毎日寝具を上げるのが理想ですが、最低でもこの一手間が大切です。
2. 空間を作る:すのこやベッドフレームを使い、畳と寝具の間に空気の通り道(エアフロー)を確保します。これにより、湿気が一箇所に留まるのを防ぎます。
3. 湿気を吸わせる:寝汗を吸収してくれる除湿シートを寝具の下に敷きます。シートが吸収した湿気は定期的に乾燥させることで、繰り返し使用できます。
4. 部屋の換気:窓を開けて室内の空気を入れ替えることで、部屋全体の湿度を下げます。特に湿度の高い季節には、意識的に換気を行うことが重要です。
畳マットレスの必須アイテム!すのこ・除湿シートの正しい使い方
カビ対策の最強タッグ!理想的な設置順序
💨 空気の通り道を確保
💧 湿気を吸収&畳を保護
この順番で敷くことで、除湿シートが畳を保護しながら湿気を吸い、すのこが通気性を確保するため、カビ対策の効果が最大化します。
畳の湿気対策として非常に有効な「すのこ」と「除湿シート」。その効果は使い方次第で大きく変わります。ただ敷くだけでなく、それぞれの特性を理解して正しく設置することが大切です。
特に注意したいのが、すのこによる畳へのダメージです。硬いすのこを直接畳の上に置くと、畳の表面を傷つけたり、へこませたりする原因になります。
これを防ぐには、畳とすのこの間に緩衝材となるものを挟むのが賢明です。最も効果的な設置順序は「畳 → 除湿シート → すのこ → マットレス」です。

畳を傷めず湿気対策を万全にするなら、「畳 → 除湿シート → すのこ → マットレス」の順番が最強の組み合わせですよ。

なるほど!除湿シートが畳の保護もしてくれるんですね!
この順番にすると、除湿シートが畳を保護しつつ湿気を吸収。さらに、すのこが通気性を確保するため、両方の利点を最大限に引き出せます。
すのこの種類と選び方
- ロールタイプ:使わない時は丸めてコンパクトに収納できます。そのため、スペースが限られる部屋や一人暮らしの方に適しています。軽量で扱いやすいのが特徴です。
- 二つ折り・四つ折りタイプ:安定感があります。M字に立てることでそのまま布団やマットレスを干せる製品も多くあります。収納性より安定性を重視する場合に向いています。
- 素材:すのこの素材としては、桐(きり)が古くから人気です。軽量で吸放湿性に優れ、防虫や防腐の効果も期待されます。檜(ひのき)も同様に優れた特性を持っています。
マットレスは毎日立てるべき?敷きっぱなしを防ぐ簡単メンテナンス術
マットレスの湿気対策として最も効果的なのは、毎日立てて風を通すことです。しかし、重たいスプリングマットレスなどを毎日動かすのは大変な作業で、続けるのが難しいと感じる人も少なくないでしょう。
そこで、無理なく続けられるメンテナンス方法を取り入れるのが現実的です。例えば、平日は掛け布団をめくっておくだけにします。そして、週末にまとめてマットレスを壁に立てかけるという方法があります。

毎日マットレスを立てるのが大変なら、週末にまとめて立てかけるだけでも効果はありますよ。平日は掛け布団をめくっておくだけでも違います。

それなら続けられそう!無理なくできるのが一番ですね。
壁にL字型に立てかけるだけでも、マットレスの底面と側面に空気が触れるため、何もしないよりずっと効果的です。また、サーキュレーターや扇風機を使って強制的に風を送るのも、湿気を飛ばすのに役立ちます。
さらに手軽な方法として、三つ折りタイプのマットレスを選ぶという選択肢もあります。これなら中央部分を持ち上げるだけで簡単に自立させられ、日々のメンテナンスの負担を大幅に減らせます。
その重さ大丈夫?マットレスで畳がへこむ・傷むのを防ぐ方法
畳の上に重いマットレスを長期間設置すると、その重みで畳がへこんでしまうことがあります。特に内部に金属スプリングを使用したボンネルコイルやポケットコイルマットレスは注意が必要です。
畳は天然のい草でできており、継続的な圧力にはあまり強くありません。一度へこむと元に戻すのは難しく、見た目も損なわれてしまいます。
このリスクを避けるためには、いくつかの対策が有効です。最も簡単な方法は、定期的にマットレスを置く位置を少しずらすことです。これにより、同じ場所に圧力が集中し続けるのを防ぎます。
より積極的に保護するなら、マットレスの下に保護マットや古いカーペットなどを敷く方法が有効です。これらのアイテムが緩衝材となり、マットレスの重さを分散させて畳への直接的な負担を和らげます。
畳の美しい状態を長く保つためにも、寝心地だけでなく、その重さへの配慮も忘れないようにしましょう。
敷きっぱなしは危険!畳に布団を敷く場合の注意点と手入れ
「布団だから大丈夫」と油断して敷きっぱなしにするのは危険です。マットレスと同様に畳と布団の間に湿気がこもり、カビの温床となります。
畳も布団も吸湿性が高いため、寝汗は両方に吸収されてしまいます。しかし、布団の最大の利点はその軽さと扱やすさにあります。
この利点を活かし、毎日の上げ下ろしを習慣にすることが、カビを防ぐ最も確実な方法です。朝起きたら、すぐに押入れにしまうのは避けましょう。
少し手間を加えるだけで、湿気対策の効果は大きく向上します。例えば、布団を椅子や布団干しスタンドにかけて、1〜2時間ほど風に当てるだけでも効果があります。
寝ている間にこもった湿気をかなり飛ばすことができます。天気の良い日には短時間でも天日干しするのが理想です。
日々の少しの心がけが、畳と布団を清潔に保ち、快適な睡眠環境を守ることにつながります。
畳に合う布団・マットレスの選び方!ニトリのおすすめと快適な組み合わせ

畳の部屋で心地よく眠るには、カビ対策だけでなく寝具そのものの選び方が大切です。通気性や厚み、素材など畳との相性を考えた布団・マットレスの選び方を解説。
ニトリの人気商品や目的別のおすすめも紹介し、寝具選びをお手伝いします。
畳の直置きにおすすめ!カビにくいマットレス選び5つの重要ポイント
畳の上にマットレスを直置きする場合、フローリングとは異なる視点で選ぶことが快適さへの近道です。まず、通気性の良い素材を選ぶことが大切です。
湿気を溜めにくい高反発ウレタンの中でも、空気が通りやすいオープンセル構造のものが適しています。次に、三つ折りや四つ折りにできる折りたたみ機能です。
これにより、収納が楽になるだけでなく、日中に立てかけて湿気を逃がすメンテナンスが容易になります。厚みは10cm前後が扱いやすい目安です。
厚すぎると重くて毎日の上げ下ろしが負担になり、畳との間に湿気がこもりやすくなるためです。女性でも一人で扱える程度の軽量なモデルが理想的です。
最後に、畳の持つ適度な柔らかさを考慮しましょう。体が沈み込みすぎない硬さを持つ高反発タイプを選ぶと、安定した寝姿勢を保ちやすいでしょう。
畳に敷く布団の選び方!底付き感を抑え快適に眠るための厚みとは
畳の上で伝統的な敷布団を選ぶ際に、最も気になるのが「底付き感」です。これは、寝たときに体が床に当たるような感覚のことで、寝心地を大きく左右します。
一般的に、畳の上なら7cm程度の厚みを持つ敷布団で、底付き感はかなり軽減されるといわれます。しかし、横向きに寝ることが多い方や、よりしっかりとしたサポートを求める場合は、もう少し厚みのあるものを選ぶと良いでしょう。
特に、体圧分散性を高める工夫がされた固綿入りの多層構造敷布団はおすすめです。腰や背中など体の一部分に負担が集中するのを和らげてくれます。
素材としては、吸湿性と放湿性に優れた綿やウールなどが畳の部屋の環境に適しています。自分の体重や寝姿勢に合った厚みと構造を見極めることが、快適な睡眠につながります。
ニトリで探す畳用マットレス・布団!人気のおすすめ商品と注意点

身近なニトリは、畳での使用を考えたマットレスや布団を探す上で有力な選択肢の一つです。特に人気が高いのが、様々な厚さや硬さが選べる「三つ折りマットレス」のシリーズです。
これらは価格と機能のバランスが良く、多くの家庭で利用されています。ただし、ネット上の口コミだけで判断せず、実際に店舗へ足を運んでみるのがおすすめです。
マットレスの硬さの感じ方には個人差が大きいため、自分の体で寝心地を確かめることが失敗しない鍵です。また、重さも重要なチェックポイントです。
毎日上げ下ろしすることを想定し、無理なく扱えるかどうかを確認しましょう。ニトリでは、すのこマットや除湿シートも一緒に販売されています。これらを組み合わせて使うことで、より効果的な湿気対策ができます。
【目的別】畳で使うのにおすすめのマットレス・敷布団を紹介
畳で使う寝具は、何を重視するかによって最適な選択が変わります。自分のライフスタイルに合ったものを見つけることが大切です。 – 手軽さ重視なら軽量な三つ折り高反発マットレス
毎日の収納やメンテナンスを考えると、軽くて折りたためるタイプが便利です。高反発素材なら薄くても体をしっかり支えてくれます。日中は部屋を広く使いたい一人暮らしの方などにも向いています。 – 寝心地重視なら厚み10cm程度の高品質な高反発マットレス + すのこ
一枚でも底付き感がなく、体圧分散性に優れた厚めのマットレスは快適な寝心地を提供します。ただし湿気対策はより重要になるため、すのこや除湿シートとの併用が基本となります。 – 伝統的な寝方が好きなら体圧分散性の高い多層構造の敷布団
昔ながらの布団の寝心地が好きでも、機能性は進化しています。中央に固綿を使い、体をしっかり支える多層構造の敷布団は、伝統的な見た目と現代的な快適さを両立させています。 – 腰の負担を減らしたいなら適度な硬さを持つ高反発マットレス
体が沈み込みすぎない高反発マットレスは、寝返りが打ちやすく、安定した寝姿勢を保ちやすいとされています。腰への負担が気になる場合は、硬すぎるものより、適度な反発力のあるモデルが合うことが多いようです。
マットレスの上に布団を敷くのはあり?寝心地を良くする上手な組み合わせ
マットレスの寝心地を調整したい場合、上に敷布団を重ねるという方法は一つの有効な手段です。例えば「マットレスが硬すぎて体が痛い」と感じる時、薄手の敷布団を重ねると当たりが柔らかくなり、寝心地が改善される場合があります。
また、冬場に「マットレスだけでは少し寒い」と感じる際にも、敷布団が一枚加わることで保温性が増します。しかし、この組み合わせには大きな注意点があります。
それは、寝具の層が増えることで、湿気がさらにこもりやすくなるという点です。特に体と接する敷布団は汗を吸いやすく、その湿気が下のマットレスに移動します。
対策として、マットレスと畳の間に除湿シートを敷く、あるいはすのこを設置するなど、通気性を確保する工夫が不可欠になります。メンテナンスの手間は増えますが、上手に組み合わせれば快適性を向上させられます。
このマットレスなら敷布団いらない?一枚で完結するモデルの条件
「マットレスを使いたいけれど、敷布団まで管理するのは大変」と感じる方は多いでしょう。基本的に、畳の上で使う場合でも、ある程度の厚みがあるマットレスであれば、敷布団を重ねずに一枚で使用できます。
その条件の目安となるのが、マットレスの厚みです。一般的に厚さが7cm以上あれば、畳の硬さを感じにくく、底付き感なく眠れるとされます。
特に、10cm以上の厚みを持つ高反発マットレスは、それ自体で十分な体圧分散性とサポート力を備えているモデルが多いです。このような製品は、一枚で敷布団とマットレス両方の役割を果たしてくれます。
「マットレスは敷布団いらない」という表現は、こうした十分な厚みと機能を備えた製品を指していると理解すると良いでしょう。ただし、寝心地の好みは人それぞれです。一枚で使う場合は特に、自分の体に合う硬さかどうかを慎重に選ぶことが大切です。
子供や家族と広々寝る!連結できるファミリーサイズの畳用マットレス
家族みんなで畳の部屋に布団を並べて寝る「川の字」スタイルは、日本の家庭でよく見られる光景です。しかし、シングルのマットレスを複数並べると、どうしてもマットレスの間に隙間ができてしまいます。
この隙間に子供がはまったり、寝返りで体が落ち込んだりして寝心地が悪くなるのが悩みどころです。そんな時に便利なのが、連結できるファミリーサイズのマットレスです。
これらの製品は、マットレスの側面にマジックテープなどが付いており、複数枚をぴったりと固定できます。これにより、まるで一つの大きなマットレスのようになり、隙間を気にすることなく広々と使えます。
子供がどこに転がっても安心感があります。また、多くは軽量なウレタン素材で作られているため、分割すれば女性一人でも扱いやすいです。日中は畳んで部屋を広く使えるなど、家族のライフスタイルに柔軟に対応できる点も大きな利点です。
畳の布団・マットレスに関するよくある質問(Q&A)
- Q畳の上にベッドを敷きっぱなしにできますか?
- A
脚付きのベッドフレームなら問題ありません。しかし脚のないベッドや厚いマットレスを直置きすると、湿気でカビの原因になります。定期的に動かして換気する対策が必要です。
- Qマットレスの上に布団を敷くのは良くないですか?
- A
あまりおすすめはできません。マットレスが持つ体圧分散性や通気性が、敷布団で損なわれる可能性があります。寝心地の悪化や湿気の原因になることがあります。
- Q畳に布団を敷きっぱなしにしておくとどうなる?
- A
布団と畳の間に湿気がたまり、カビやダニの原因となります。また畳のへこみや変色につながることも。健康面や畳の寿命を考えると、毎日の上げ下ろしが理想です。
- Qマットレスを直置きする場合は毎日立てる必要がありますか?
- A
はい、毎日立てかけるのがおすすめです。マットレスを直置きすると寝汗による湿気が逃げにくくなります。カビを防ぐため、起きたら壁に立てかけるなどして裏側を乾燥させましょう。
- Qマットレスと敷布団はどちらが上がいいですか?
- A
重ねて使うなら、マットレスを下に敷布団を上に敷くのが一般的です。マットレスで体を支え、敷布団で寝心地を調整します。ただし湿気がこもりやすくなるため、こまめな手入れが欠かせません。
- Q畳で快適に寝る方法はありますか?
- A
通気性の良い畳用マットレスや、すのこを下に敷くと快適です。昔ながらの敷布団も畳との相性が良い選択肢。いずれの場合も、定期的に寝具を干して湿気を飛ばすのが、心地よく眠るコツです。
- Q畳に敷いた布団は毎日どうする?
- A
朝起きたら、押し入れなどに収納するのが基本です。これにより布団と畳の両方に風を通し、湿気を逃がせます。収納スペースがなくても、部屋の隅にたたんで置くだけで効果があります。
- Q和室で寝るときは何を使うのが一般的ですか?
- A
伝統的には敷布団と掛け布団のセットが一般的です。最近は和室の雰囲気に合わせ、折りたたみマットレスや畳用の薄型マットレスを選ぶ人も増えています。
畳に合う布団とマットレスを理解しより良い睡眠環境を作る まとめ

畳の部屋に布団やマットレスを敷く際のカビ対策や、快適な寝具の選び方を解説しました。それぞれの特徴を理解し、自分の生活スタイルに合ったものを選ぶことが、心地よい睡眠への第一歩です。
この記事の重要なポイントを最後におさらいし、理想の寝室作りにお役立てください。
畳に合う布団やマットレス選びは、ポイントさえ押さえれば難しくありません。最も大切なのは、湿気をためない日々の工夫です。そして、ご自身の生活リズムに合った手入れがしやすい製品を選びましょう。
この記事で紹介した知識を活かせば、カビを心配せず畳の心地よさを最大限に引き出せます。そうして、快適な睡眠環境を実現できるでしょう。
ぜひ、ぴったりの寝具を見つけ、毎日をすっきりと始められる質の高い眠りを手に入れてください。


